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サマンサ回復中!

Posted on 2016-02-15

ふー、長かった。「羊飼いのプロ」であればもっと早くさくさくと対応してあげれたかもしれないのにね。ごめんね、サマンサ。

2週間前あたりからはじまったサマンサの奇行。
(いきなり思い出したようにダッシュしたり、後ろ足でストンピングしたり。)
「これはフライ・ストライクに違いない!」と、患部を探し当てて
写真を何枚も撮って獣医さんに持ち込むことから始めました。

でも、肝心のウジ虫が一匹も見つからなくて
「だったら違うかもね」といわれて、ただの虫さされでありますように!と自然治癒を祈ったりもした初期。

二週間経過した現在、結局強い薬を使って、ようやく回復に向かっております。
食欲もすごいよ。

15022016_pic1

最初はまず「深刻なのか、そうじゃないのか」わからなかったので
とにかく写真を撮りまくって、獣医さんに持ち込むことからはじめました。
獣医さんは「まず患部のウールを広範囲で剃って様子をみてみて」
からはじまり「うーん、ウジ虫が見つからないなあ」となり、
最後は「Yuko?この皮膚のぽちっとなってるとこ、メスで切ってみて。ウジが出てくるかもしれないから。」
と言われたので「はーい♪」と答える・・・はずはなく!

患部

患部

えーと、必要であれば切りますけども、それでウジ虫が這い出てくるか、
這い出てこないかで治療法って変わったりするんでしょうか?
使う薬って違うんですか?
と質問を投げかけてみたところ

「あ、そういえば違わないや」

上手に「アヒルの餌」を食べるサマンサ。

上手に「アヒルの餌」を食べるサマンサ。

というわけで「フライ・ストライク、シラミ、ダニ」用駆虫剤をみんなに塗布。
使う薬は同じだそうですよ。犬や猫のフロント・ラインみたいなものなのでしょうね。
塗布から3日目。
サマンサはすっかり元気です。

そして、そのおかげで他のみんなもご機嫌さんです。
やっぱり群れで、家族ですもんね。

15022016_pic6

というわけで、サマンサには申し訳ないですが大変よい経験となりました。
結局来てくれなかった獣医さんにもすごく感謝しています。
この人、なかなかファームに来てくれないんですよ。
(ファームアニマルたちは通院が出来ないので、獣医さんの訪問が必要です)
過去にも何度かお願いしたことがあったんですが
「これとこれとこれをチェックして、ボクに報告してね」
って言われるだけで、なかなか訪問してくれません。ヒマなくせに。

経験をさせてくれてるんだなあ、とすごく感謝してるんです。
実際に来てもらうことになると、訪問費用だけでも100ドル以上(1万円)かかるので
会社としての利益を考えるとすごくおいしい客だと自分でも思うんです。
獣医さんとはいえ、ビジネスですからね。

でも、私の報告の内容を信用してくれて、的確な質問を投げかけてくれて
それに準じた治療方法を「訪問することなく」アドバイスしてくれる獣医さん。
今回の「皮膚をメスで切って、ウジの有無を確認」にしても「Yukoならできるでしょ」
という評価をいただけて大変光栄です。

できないけどね!

通常、羊の寿命は7年くらいと言われています。
でも、ペットだと12-14年は生きることができるんです。
これからも色んな経験を積んでいって、羊のおかーさんとして飼い主として
色々勉強させてもらおうと思います。
目指せ!羊の寿命ギネス!

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