


BLOG / NZファーミング
Hay! Hay! Hay!
この景色を見ると、あ~今年もそんな時期か~と思うようになりました。
この時期、ご近所のパドックに突如あらわれる謎のこの物体。
拡大してみると
そんなに変わりません。すみません。
これ、牧草の塊です。
英語で「Bail of Hay」。
来る冬のファーム・アニマルたちの食べ物、というか主食です。
防寒効果も高いので、みんなのベッドにもなります。
ハイジがベッドにしてたのもこれですね。
これをほぐしたものの上にシーツをふわってかけてましたね。おんじと。
時は遡って2014年。
まだ迎えていなかったけど、その冬には羊がいる予定だったので
この牧草(Hay)の塊をどこかで手にいれなくてはなりませんでした。
これが難しくてね~。
だってどこに行って買えばいいのか、さっぱりわかりませんでしたから。
おまけに「わからないことは後回し作戦」が大失敗で、
重い腰をあげて問い合わせをはじめた時期には見事にどこも売り切れ。
最後は「作ってるファーマーさんに直接問い合わせる」という
選択肢の中で最もハードルの高いであろう方法しか残ってませんでした。
ホームセンターとかで買いたかったー!
カートに「どっこいしょ」って入れて、レジでお金払って買いたかったー!
と言ってもあとのまつりです。
甲子園球場が余裕で10個は入るであろうほどの巨大ファームの経営者たちと
取引されているであろう「牧草ファーマーさん」。
そんな人に電話をして「牧草の塊、一個譲ってください」って言い難くないですか?
「最低100個単位からです」とか言われたらどうしよう。
甲子園球場のライト側外野席がやっと1個入る程度のミニチュア・ファームですのに。
ものすごく気遅れしながら電話をかけると、予想外の好対応。
大変な親日家の方でありました。ラッキー♪
これは運が向いてきたぞ、と思いながらその方の家を訪ねると
「何個欲しいの?」と聞かれたので
「えーと、正直言ってわかりません。」と素直に答える。
「じゃあ実物を見せてあげるね」と言われて持ってこられたのがこれ。
「な、なんか小さい・・・」と思いながらも、緊張してるし余裕もなかったので
「こ、これだと100個くらいいりますかね!」と元気に答えると
「あーっはっは、冗談だよー!」と大笑いされました。
どうやらお店のショーウィンドウに飾るディスプレイ用の超ミニチュア版らしい。
思いっきりからかわれたらしい。
その後、ファームのサイズと羊の数で「10くらいで大丈夫。あとで配達してあげるね。」
と親切に言ってくださり、2014年最高に高かったファームのハードル、クリアー!
ミニチュア版はプレゼントしてもらって、今も上記写真の通りテレビの横に飾ってあります。
そして2016年の今年。
どうやら牧草にも色んな種類があることがわかり、去年から「Pea Straw」(豆の苗)から
できたBail(塊)を愛用しています。
主流は「Wheat」の牧草なんですが、豆のほうが防寒効果が高くて畑の霜対策にも優れているそうなので。
苗だけじゃなく、乾燥豆もところどころに含まれているので
これをベッドとして敷くと、羊もペネロペお嬢様も大喜びです。アヒルたちも。
だって「食べれるベッド」ですからね。
大量の柿ピーの上にふわっとシーツをかけた感覚でしょうか。ポリポリ。
そりゃあ、寝るどころじゃありませんねえ。ポリポリ。
冬のファームには欠かせない牧草(Hay)。
これの補充をすると「冬が来るなあ」と思うと同時に「ちょっと慣れたなあ」と
2014年からの自分の成長がうれしく思えるのでした。微々たるもんですが。
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